何気ない日常にこそドラマが潜んでいるのかもしれない

雲のない空を指さす　女子高生
　指から閃光　燃える太陽

The answer, my friend, is blowin' in the wind

”結婚”や”将来設計”たずねられ
オレの答えは　”風に吹かれて”

秋田県男鹿半島にて

寂しさを助手席に乗せ　日本海
　荒波の向こう　”なまはげ”が待つ

思いでは美しく僕の心を傷つけるのだ

　去っていく　後ろ姿を　思い出す
　こんな寒い夜は　きまって必ず

雨は降り続く 僕の頭の中で

　雷と激しい雨の中　独り
　冬の訪れ　オレの心に

　

完全たる独り身を結婚式に出席させてはいけない

幸せな、二人を目にし、ため息を
思わず吐く我、三十路独身

言葉の無力さ

「寂しい」と千回、口にしてみても
　オレの寂しい気持ちは語れず

結婚式という幸せな場所にオレはにつかわしくない

花嫁の瞳に涙　
　現実に　泣くべきなのは　オレの方だな

この季節に聴くとジンときますね

口ずさむ『いちょう並木のセレナーデ』
そんな経験すらもないけど

年貢を納められるなら納めたいのですよ、僕は！

三十路になり　そろそろ年貢の納め時
田んぼがなくては　話にならぬ

寂しくなんかないやいと強がりを言ってみるよ

友人の結婚式が相次いで
ふところ以上に　寒さ感じる

秋は結婚シーズン

また一人　同年代が　結婚し
最後の一葉に　なった気分だ

冬がきた

「寒いね」とつぶやいたその一言に
応える者ない、氷の世界

幽霊よりも不幸

失恋が理由（りゆう）で自殺し、幽霊に
縁無いオレは　死ぬ理由（わけ）も無し

基本的に占いは信じません

占いで「素敵な出会いがあるかも？」と
「あるわけない」と舌打ち一つ

自分では気づいてないのですが目つきがやばいらしいです

なんとなく職場の女性を見ていたら
ストーカーと呼ばれてました

もちろん、”強調で赤字”

「寂しい」と呟いたその一言は
心の中では２００ピクセル

拾われたことありません

「捨てる神あれば拾う神あり」って
神様、オレを忘れてますか？

”平凡”ですよ。ドラマなんかまるでない日々

「なんでもない、平凡な日々が素晴らしい」
オレの日常、見てからそう言え

立てた指は一本だ

「ドライブに誰と行った？」と訊ねられ
立てた小指は、「一人で」の意味